カテゴリ:薫香と祈りの研究所( 40 )

空気を洗おう

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わたくし慈優はひどい偏頭痛持ちでした。
突然始まる頭痛…姿勢を変えることも、寝返りを打つことも出来ない。
痛みで手が震えるので、薬は愚か、水を飲むことすらもできなくなってしまう。
光がまぶしくて息苦しい。
吐き気、そして嘔吐。

そんな状態が結構頻繁に起きていた時期がありました。

頭痛や吐き気がする時には、ペパーミントがいいとアロマテラピーの世界では言われてます。
※効く、効果がある。という表現は医薬法的に問題があるので出来ません。
ご注意ください。

確かに、ペパーミントの香りで楽になれるときもあります。
湿布や塗り薬にもメントール成分が配合されているものがありますよね。
けれど、体調如何によってはペパーミントが苦しいときもあるのです。
実際に具合が悪いときに、自分で実験してみた結果です。

痛みと吐き気でブルブル震える手で精油の瓶を必死に開けてみたところ…。
ペパーミントよりスペアミントが心地よくなると感じました。

ペパーミントはシャープな香り。
スペアミントはちょっと粉っぽくて甘い香りです。
歯磨き粉のミント、チョコミントのミントの香りをご想像下さい。

そして、私にとって頭痛の救世主はバジルでした。

また私は喘息持ちでもあるのですが(どんだけ身体が弱いんだっていう…)、爽快ブレンドは呼吸が楽になる精油ばかりを集めました。
本能的に「いいな」と感じるのが、喘息や気管支炎を患っているときに欲しかった香りばかりだという…。
そうしたものは、大体キリリとした眠気覚ましや集中力アップの香りでもあります。

憂鬱になったり、自己評価が低くなっていたり、誰かに言われた言葉が忘れられない時など。
自分を覆う灰色のスモッグを「爽快」で払拭してください。






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by masumi-inari | 2018-02-15 21:00 | 薫香と祈りの研究所

寛ぎのひととき

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昨年末に、虚空蔵菩薩求聞持聡明法を成満。

新年からは、これまで以上に行に励み、學びを深めるぞ!と思っていました。
しかし、ほっとしたと同時に、家族の介護やそれにまつわる不安や緊張が一気に心の中に押し寄せました。

気が付くと、いつも呼吸が浅く、焦燥感に駆られている自分がいました。

何もせず、ただ横になって休みたい。
何も考えたくない。
料理も洗濯もしたくない。
呼吸が苦しい。
憂鬱で、何を見ても心が動かされない。
楽しいと思えない。
音に疲れる。
本を読んでも頭に入ってこない。
何かを食べても味がしない。

もちろん、家事も仕事も行も、一日たりとも休んだり怠けたりはしません。
誰にも言いませんが、単純にひとこと「苦しい」のです。
しかし、当時はそれが「苦しい」状態ということさえも分からなくっていました。


ふと、先生の数年前のブログ記事がよみがえりました。

先生は祈祷続きで、過労から難聴になったことがあると。
私も単純にこれは燃え尽き症候群だろうな、と自己判断をしました。

そこで、自分がこんなに息苦しいのなら、この状況は逆に「被験者」として自分を試す良い機会だと考えました。

香りは人をリラックスさせる効果に優れています。
美しい香りには、癒しがあります。

動物は、生まれた時、眼は見えません。
しかし、的確に母を探り当てます。
それは、匂いなのです。

私達霊能者は、他の人には分からない匂いを察知します。
怒りの匂い、悲しみの匂い…。
様々な感情は、匂いに似ているのです。
匂いに敏感な方は、感性に優れた人でもあるのです。

良い匂いに触れて、貴女の感性を磨いて下さい。
それは、貴女を高める事に成るのだから。

赤不動明王院無料メールマガジン ~今日から実践!~暮らしに活かす密教の智慧『五感』より引用


苦しい今だからこそ、自分のアンテナに響く香りを探せるのではないか?
不安でたまらない状況だからこそ、求める癒しが見えてくるのではないか?と。

そうして生まれたのが、若菜摘でした。

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香りのデザインには、しなやかさや自由さのイメージがある猫をあしらってみました。

生み出すまでに、これほど苦しんだ香りは久しぶりです。
けれど、苦しみ抜いた後には、寛ぎへ導く力強いノートが生まれました。

リラックスを誘う香りというと、新鮮な柑橘やハーブの爽やかで軽い香りをイメージされる方も多いかもしれません。
けれど、不安で心がソワソワしているときに大切なのは、地に足を着けて落ち着くこと。

もし今、あなたが仕事や生活で不安を感じているのなら…。「若菜摘」をおすすめ致します。







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by masumi-inari | 2018-02-13 21:00 | 薫香と祈りの研究所

ハンカチアロマ

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最近は無水エタノールで希釈したミストタイプが人気ですが、中蓋付の遮光瓶も便利ですよ。
小さいので化粧ポーチの中にも入れられますし、爪楊枝でちょいちょいっとマスクにつけることもできます。

私のオススメは外出時やお休み前などに、ハンカチに1~2滴落とす方法です。
また、嫌なことがあったり、誰かに怒鳴られたり、傷ついたりしたときにもハンカチアロマは有効。

ザワザワしたリ、痛くなった胸を服の上から優しくハンカチで撫でます。
そっと押しあてて深呼吸するのも良いですね。

是非お試しください♥


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by masumi-inari | 2018-02-01 21:00 | 薫香と祈りの研究所

時間を置いてみる

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いいなと思ったこと、欲しいと思ったもの。
即行動に移すのも良いのですが、一拍置いて考えてみる、様子を見てみるという事も時には大事ですよね。

調香の世界も同じです。
大好きな香りと大好きな香りを足して、新鮮な香りにうっとりするのも良し。
ですが、計算し尽くして混ぜたものが今ひとつピンと来ないこともあります。

そんなときは、一晩、二晩、三晩…おいてみます。
ぶつかり合う個性が、少しずつ馴染んでいくこともあるから、今この瞬間の反応だけで結論は急ぎません。







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by masumi-inari | 2018-01-29 16:00 | 薫香と祈りの研究所

自分の木をもつ

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先日テレビで、樹木医の女性の話を聞きました。
お仕事への取組みなど、心を打たれるお話を聞くことが出来て、とても幸せな気持ちになりました。

その樹木医さんは、塚本こなみさんといいます。
検索したら、とてもよい記事があったのでリンクしますね。

番組の中で仰っていた言葉が、上の記事の中にもありました。
「私はみんなにいつも言うのです。大きな公園に行かなくてもいいのです。
近くの小川や、低木林でも、小さな木でいいから、自然の中に自分のお気に入りの木『マイ・ツリー』を探して欲しいのです。
そして、毎日、その木に話しかけるのです。
天気や、その日にあったことなど。木は耳を傾けてくれるはずですよ」


誰にも言えないこと、言っても聞いてもらえそうにないこと。
わざわざ言葉にすることもないと自分の心の奥底に消してしまう感情。

それが堆積していくと、ある一定の基準を超えたとき、人は心身の健康を損なってしまうものです。
この想いを受け止めてくれる、木を見つけましょう。

とてもいい話だと思いました。

私は2018年の香りのテーマとして、木の匂いを活かした作品作りを考えている、と以前書きました。

ああ、ここに繋がる話だったのかとハッとしたのです。
樹木の香りは、ベースノートといって一番持続時間が長く、また香りも強いのです。

ひとつの世界を描くとき、樹木が大地を、ハーブが風を、花々が彩りを構成します。
木は大地の象徴なのだと気付いたとき、私の心の中で何かが動いたのを感じました。



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by masumi-inari | 2018-01-23 17:00 | 薫香と祈りの研究所

加湿器とディフューザー

精油の香りを楽しむ際、アロマポットやディフューザーの他、加湿器を使われる方もいらっしゃると思います。

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リードティフューザー
精油を無水エタノールで希釈した瓶に、木のステイックを挿したもの。

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ディフューザー。
お部屋など広い空間に香りを広げることが出来るもの。

加湿器の水を入れるところに精油を数滴落して、加湿機能と芳香機能を一緒に楽しむタイプの加湿器もあります。
しかし、加湿器の場合は注意が必要です。

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加湿器。
最近は色々なタイプのものが販売されていますね。

精油やアロマオイルを使用することが出来る構造のものか否か。です。
既に加湿器をお持ちの方は、説明書をよくご覧ください。
対応不可のものに精油を入れると、故障の原因となります。

これから加湿器をご購入される方は、販売店で店員さんへ精油を使えるものかどうかご確認下さい。

加湿器は使い方を一歩誤ると、カビの温床を生むこともありますので、芳香の拡散だけを目的とされる場合は、アロマディフューザーに的を絞って探されることをお勧め致します。





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by masumi-inari | 2018-01-13 14:00 | 薫香と祈りの研究所
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「花の中の花」という異名を持つ、イランイランという花があります。
エキゾチックで甘く、ちょっと重めの香りです。

≪イランイランと相性の良い精油≫

M●イランイラン×2
T├グレープフルーツ×11
T├ベルガモット×11
M├チュベローズ×2
M├ラベンダー×7
B├サンダルウッド×2
B└シダーウッド×5


心を落ち着かせる働きと、楽しさや喜びの感情を高めるという一見相反するような働きを併せ持っています。
何かに対して自信喪失している人が、自分を守る殻を破って一歩踏み出したいときにぴったりです。

きわめて印象的で強い香りなので、私はまだまだこの香りを使いこなせていないと感じていました。
そこで、相性が良いとされる柑橘系の中から、甘さの控えめなグレープフルーツを希釈の意味合いで用いて、香りの持続性、安定性の為にシダーウッドを調香してみました。

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*recipe
001-2018「自信を取り戻す」*

T├グレープフルーツ~幸福感を高める
M├イランイラン~自信・楽しさ
B└シダーウッド~安心・穏やかさ

わたし慈優が持っているシダーウッドのうちの1本は、シダーウッドバージニアです。
バージニアは、古くからインディアンによって用いられてきたそうです。
また、同じシダーウッドでもアトラスやヒマラヤンとは植物の種類が違い、ジュニパーと同じ属化になります。
精油瓶には、「エンピツビャクダン」と記載があり、削りたての鉛筆の匂いがします。
白檀を思わせる木の匂いがするので、目を閉じて香りを嗅ぎながら深呼すると、深いリラックス状態に導かれます。

これが甘みのないグレープフルーツに拡散され、イランイランと結びつくので非常にまとまりのある仕上がりとなりました。

香りは時間の経過と共に変化し、角が取れてきます。
明日のテイスティングが非常に楽しみです。

「仕事」もしくは「恋愛」のテーマのオーダーブレンドに、最後にこのレシピを1滴入れると、非常に深みのある香りが完成するように思います。
もちろん、甘い香りは苦手…という方へはこのままでも。
ここに何かもう1種類加えて作成したものに、ご祈祷によってご仏徳を入れて頂き「あなただけの香り」にする事もできます。




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by masumi-inari | 2018-01-06 17:00 | 薫香と祈りの研究所

目指したのは紅茶の香り

2017.01吒枳尼天さまの香りが新しく生まれ変わりました。
目指したのは紅茶の香り。
リラックスして、自分を取り戻すきっかけとなることを願って紡ぎました。

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アールグレイ紅茶の香りづけには、ベルガモットという柑橘が使われています。
大変人気の香りで、紅茶好きの方の中にもファンが多い事で広く知られています。
柑橘系の精油は、比較的安価なものが多いのですが、その中でベルガモットは高額です。

私はこれまで、古くは紅茶味のキャンディに始まり、紅茶の香りの香水、紅茶の香りの食器洗い洗剤、紅茶の香りのシャンプー&トリートメント、紅茶の香りのハンドクリームなど、様々な紅茶の味や香りのものに惹かれては購入してきました。

一口に紅茶といっても、レモンティー、ミルクティ、チャイ、アールグレイとその種類は様々です。
その中で、私が「祈りの雫」の世界観の中で目指したのは、アールグレイティ。

誇り高く美しい吒枳尼天さまに捧げる香りの供物。
第一弾は早春発表という事で、春を待ち望む茶道の季語より「若菜摘」と名付けました。

・レモン
~心を開き、自分の意志を伝える強さをもたらす

・パルマローザ
~状況の変化に順応できる柔軟性をもたらす

・ベルガモット
~自発性、楽観性をもたらす

・クラリセージ
~人生の目的を直視する

皆さまの心をほっとさせる憩いのひと時を、紅茶の香りと
吒枳尼天さまのご仏徳で彩りませんか?







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by masumi-inari | 2018-01-04 22:00 | 薫香と祈りの研究所

香気による空気の洗浄

一昨年、昨年と2年間に渡って、期間限定でご提供してきた「爽快ブレンド」ですが、このたび不動明王さまの香りとしてご仏徳を入れて頂く事に致しました。

これまでも「破邪」のイメージでシャープな香りを作ってきましたが、切れ味鋭いけれども優しさも併せ持つ。
そんなご本尊さまの懐の深さやお優しさを表現するのに、もしかしたら爽快ブレンドこそが相応しいのでは?と思うようになったのです。

それだけ私も作ってみて「お気に入り度」が高かったというべきか。
12月、爽快ブレンドをお迎えになった方はほぼ全員が、私からのプレゼントでした。
気を遣っていいご感想をくださった方も中にはいないではないと思いますが(笑)、おおむねご好評頂いたという事で間違いないのかな?と手ごたえを感じます。

それは風邪気味の方や、頭痛持ちの私、肺がひとつしかない癌闘病中のうちの母などが、心身共にとても過ごしやすいという感想を持ったからです。
天然精油のみが放つ香気は、頭も心もそして呼吸器にも、必要な癒しを与えてくれました。

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香気による空気の洗浄。
その表現がぴったりの香りです。

だからこそ、きっと気持ちの切り替えが苦手な方のお役にも立つのではないかと考えました。

・サイプレス
~新しく道を切り開いていく勇気をもたらす

・スペアミント
~頭をすっきりさせ、集中力を高める

・ローズマリー
~自己実現に向けて行動する強さをもたらす

・バジル
~自分の本心を表現することを助ける

冬を爽快に♬
ハーブの香気があなたの周囲の空気を洗い流してくれます。





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by masumi-inari | 2018-01-04 22:00 | 薫香と祈りの研究所
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私は、自分が興味を持っていることや好きなこと、心惹かれるものについて、こう思っています。
それは、自分が世の中を見るときに使う窓なんだと。

私は香りを愛してやみません。
好きだからこそ色んなことを思うし、好奇心旺盛に文房具の匂いから洗剤の匂い、掃除用ウェットシートの匂いまで試しまくります。
線香や香水はもちろんです。

なぜそこに匂いが必要なのか、匂いがあることで人はどう反応するのか。
匂いで何かを導きたいのか、それとも注意をそらしたいのか。

人工的に後付けされた匂いには、必ず意図があります。
それはいい事だけではなく、注意しなくてはいけないこともあります。

そのように、私にとって匂い・香りとは、世の中を分析する指標なのです。
また祈祷僧としては、様々な危険を察知し、ご神仏からの言葉以外の教えやお示しを受け取る手段でもあります。

腐敗臭、死臭、獣臭。
ぞっとするような匂いの引き出しも、私の中に経験と共に蓄積されます。

ただ、私という道具・濾過装置を通じては、やはり私は自分の手からは美しく調和の取れたものを創造したいと考えます。
それは、人や霊的存在が発する邪悪なものに触れる度に強まる思いです。

2018年、私は自分に課題を与えました。
それは「もっと謙虚になること」と「素直に喜びを感じ、表現すること」です。

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ひとつの作品を作る時、どのようなものを想像したいかという青写真は心の中にあります。
しかし、試行錯誤するうちに当初の思いとは全くかけ離れたものが完成する事はままあります。

行き詰っているときに、仏さまから教えて頂くこともあります。

この空間の中には、沢山の人の色んな想いが飛び交っていて、仏さまが発する音に共鳴する高い意識があるのだと思います。
私がそれに気づき、香りで翻訳できたときに愛される祈りの雫が出来るような気がします。

実際に、日々お勤めをしているときに、何もない空間からかぐわしい香りがしたり、澄んだ音が響いたり、美しい光の玉が出現したりします。
だから私は知っているのです。

それを表現し、再現し、翻訳するきっかけを与えて頂いたことを光栄に思い、ただ謙虚に精進するのみです。

今後とも、眞澄の「祈りの雫」をよろしくお願い致します。






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by masumi-inari | 2017-12-27 21:00 | 薫香と祈りの研究所