2017年 10月 06日 ( 2 )

再びの蓮華

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確か昨年の秋の事です。
慈想さんから、蓮華の型を手に入れたので作りました。
一番最初に慈優さんに使って頂きたいと思ったので送りますね。

というお手紙と共に、ピンク・白・紫色の蓮華キャンドルを頂きました。
早速写真を撮ってラインで師僧に送ると、師僧もとても感激していたものです。

とても可愛くて、しばらくは机の上に飾ったり、精油ブレンドの商品写真を撮る時の背景小物として活用していました。

私は慈想さん(当時はまだお弟子さんではありませんでしたが)のお許しを頂けるのであれば、ぜひ眞澄の精油ブレンドを使って色とりどりの蓮華キャンドルを作って卸してもらえないだろうか?と閃きました。
一人でも多くの方に、彼女の繊細で温かく優しい世界観を知ってほしかったのです。

大変お手を煩わせることになるのは承知で、彼女はそれを快諾してくださいました。
しかし、その前に春彼岸の返礼品として、赤不動明王院がお使い物にするという事が先に決まりました。

返礼品は1箱2個入りで。という師僧の注文が入り、慈想さんはキャンドルがちょうど入る箱を探して注文。
大切なキャンドルが傷ついたり割れないように、ラッピングにも細心の注意を払って仕上げて下さいました。
大量注文のお手伝いには、姪御さんたちも加わって下さったそうです。

その甲斐あって、彼女のキャンドルのファンは一気に広がりました。
私が眞澄で同じキャンドルを取扱開始した際、同じ方から何度も何度も一度にいくつものご注文を頂くまでになりました。
確実に彼女は固定ファンを作ったのです。

それも納得の結果です。

次に私は、慈想さんに更に難しい注文を出しました。

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それは開花タイプの蓮華キャンドルの作成でした。
立体的な作品は、型から外すのがとても難しく、努力家の慈想さんも数カ月間苦しまれたそうです。

なぜ私が、作りもしないのに更に困難な作成をお願いしたか。
それには悲しい理由がありました。

私は以前、ある作品を作って販売していたことがあります。
その作品は慈想さんも気に入って、度々注文してくださっていました。

しかし私がその創作活動を手放した後、知らない方が私の過去作品を自分のサイトに掲載していたのを見たのです。
ショックでした。

また、違う時には全く同じものを自分オリジナルと称し、同じようなアングルで同じように撮影したものを見たこともあります。

真似やすいものは、すぐに模倣されます。
しかも先に誰かが挑戦して結果を出したものは、労せずに真似て利益を生むことが可能なのです。

以前の私は、自分の納得のいくものが作れた。という純粋な喜びと嬉しさだけでブログやフェイスブックに作品の画像を掲載しました。
それは、「無料画像」として使用されてしまっていたのです。

ですから、慈想さんの作品を大切に思う私は、『簡単に模倣できないレベルのものを作るべきだ』と思い、彼女にお伝えしました。
それと同時に、『作品の権利を守るため、掲載する作品には必ず署名を入れるように』という事も合わせて伝えました。

赤不動明王院や眞澄で掲載した画像は、高い確率で検索の上位に出てきます。
そこからダウンロードして、他の目的で(しかも商用として)無断で使われることは避けたい。と自分自身の痛い経験から學びました。

縁会って出会えた方の、努力と才能の結晶です。
提供させて頂く側が、作家と作品を守るのは義務だと私は考えます。


眞澄で沢山の方にお分けさせて頂いたので、「眞澄に卸す」という形で彼女の収益がいつまでも少ないのはいかがなものか…。
と思い、一度は取り扱いを中止致しました。

しかし、お毎日のお勤めに愛らしい蓮華キャンドルの灯りを手向けたい。というリクエストは絶えることなくありました。

このたび、そのお声を受けて再びキャンドルを眞澄からもお分けさせて頂くこととあいなりました。
慈想さんの無理のないペースでの作成、仕入れとなろうかと思います。

あなたと仏さまとの特別な時間に、優しい灯りはいかがですか?
オーダーフォームからお申込み下さいね。

お迎えをお待ちしております。

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by masumi-inari | 2017-10-06 20:00 | 眞澄稲荷便り

護り刀

永作師僧より 勧進のお願い

院主より、勧進のお願いを致します。

このたび、赤不動明王院では、ご本尊さまである赤不動明王尊の尊剣、
並び護摩壇法具を謹製させて頂く運びとなりました。

不動尊剣は刃渡り80cm、全長1mを越える豪剣であります。

皆様の御厚意を賜われば幸いであります。
これはお願いであり、決して強制ではございません。

ご寄進くださったみなさま方へは、宝剣にて特別祈祷をさせて頂く所存でございます。

金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝


↓詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
【赤不動明王院】 勧進のお願い


現代では護り刀を置く家は、余程の旧家で無い限り見る事は無くなりました。

混迷を極める現代に置いては、家を霊的に護る為には必要なものである。
日本刀は西洋の刃物と違い心があります。

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赤不動明王院所蔵 不動尊剣≪真剣≫

刀鍛冶は仕事場とは言わず、鍛錬場と名付け、神聖な領域と位置づけ代々、受け継がれ守られておられます。
刀の研師も同じです。
厳しい修行を納め、一人前になるには十年以上の修行が必要です。
その方々のお陰で、素晴らしい御刀があります。


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赤不動明王院所蔵 摩利支天刀《真剣》


神代の時代から、劔は神事仏事に欠かすことの出来無い宝具であります。

現代では劔に代わり日本刀が主流である。
日本刀の流麗さは、他国に類を見ない芸術作品であると共に、家を邪気から守る宝具でもあります。

私の弟子の家では、家に伝える刀を研師に頼み蘇らせ、一家の護刀として居ります。
または、三鈷剣を誂えた弟子も居ります。

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参考資料:眞澄稲荷所蔵 三鈷剣

古来より霊力が宿ると言われる日本刀、正に日本文化の象徴的、芸術作品であると思う。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝

優れた刀は持ち主を選ぶと聞いたことがあります。
だから所有するというと人間側に立った見方ですが、実は刀の方が意志を持ってお越しになるというのが正しいのではないかと思います。

また万が一、相応しくない人の処に渡った剣は、ボロボロに朽ち果てるのだとも聞きました。
それを聞いて私はゾッとして、自分の剣を鞘から出して確認しました。

今のところ、私は病気平癒祈祷で出来た錆びがあるだけで、朽ちてはいませんでした。
ギリギリセーフ?なのでしょうか。

私は刀を授かったことで考えました。
刀を授かることも、ご本尊さまからの愛であると同時にお試しなのでは?と。

美しいものには調和があり、また無言の迫力があります。
その迫力に向き合う時、自分の驕り高ぶり、卑しさはむき出しとなるように思います。

今日もありがとうございます

感謝合掌
後藤慈優



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by masumi-inari | 2017-10-06 06:00 | 赤不動明王院便り